軽妙さと哀愁―ヤマタケサウンドよ永遠に
"ヤマタケ"さんこと山下毅雄氏が21日、脳血栓で死去された。
体調はずっとよくないとは風の噂で聞いていたのですが、75歳。
数々のドラマ・CM・アニメ・クイズ・バラエティなどの音楽を世に出してきたことはあまりにも有名ですが、「大岡越前」なんかは個人的にもあの時代劇らしくなさに内容共々ドハマリしてた時期もありました(後になってこれもヤマタケさんだと知って驚いたと共になぜか納得)ネスカフェのCMのスキャットも伊集さんのスキャットと共に哀愁漂う旋律が幼心に耳にこびりついてました。

そんなヤマタケサウンドに真正面からぶつかったのが「ルパン三世」。
それまでルパンはやってれば何となく見る程度だった私がドハマリし、貪るようにルパンを見初めて、果てはファンサイトまで作ってしまうきっかけのひとつにヤマタケサウンドがあったことは疑いようもない事実。

当初はむしろストーリーというよりも、旧ルから醸し出されている映像と音楽に惚れてしまったことが今に至る元々の出発点だと思ってます。
聴きなれた大野サウンドが私にとってずっとあたり前で、ある種定番だと思っていたところへのカウンターパンチ。軽妙さと哀愁といった繊細な雰囲気をたたえつつも、自らの口笛だったりスタジオにミュージシャン全員で一発録音というアドリブから生まれるエロチックで肉感的な生々しさや泥臭さも感じさせるヤマタケサウンドは、自分の中の「ルパン」から受ける印象をガラリと変えたように思う。
ふと、今書き綴りながら当時旧ルのビデオを借り出したと同時に"'71MEトラックス"を購入したことを思い出しました。
ルパン三世´71ME TRACKS
ルパン三世´71ME TRACKS
山下毅雄
私のルパンの歴史はこいつと共に出発したんだなぁ。しみじみ

ルパンの映像と音楽から感じる世界は、私がなぜかルパンを描き続けてしまうことの原動力のひとつであります。これははっきりと言葉では言い表せない"モノ"で、サイトもその「独特な空気感」を再現したくてやっているようなものです。
大袈裟な話でなくヤマタケサウンドがなければ、私はネットを通じてこうやってたくさんのルパンファンの人たちと出会うこともなかっただろうなと思うと、とても感慨深い思いでいっぱいです。
今回の思わぬ訃報に哀しみは増していますが、こうやって徒然に書き綴る間にルパンとの原点を今一度確かめられた気がします。何故今もって自分がルパンを愛して止まないのか、その源流のひとつにヤマタケサウンドがあったからなのはどうやら間違いないようです。

お悔やみの言葉と共に感謝も一緒に伝えたいと思います。
私に新たなルパンの魅力を教えてくれたヤマタケさん、本当にありがとう。
心よりご冥福をお祈りいたします。
| サメダ | モンキーパンチ ハ ニホンジン | 21:32 | - | - |

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